フードの原材料と保存料

フードの原材料と保存料

アイコン 2007年3月に北米でおこった、メニューフーズ社のペットフード回収問題は記憶に新しいところだと思います。たくさんのペットたちが尊い命を落としたこと、この会社に生産を委託していたメーカーの中には、日本で広く流通しているブランドも含まれていたことから、ここ日本でも、多くの飼い主さんが胸を痛める事件となりました。
(※この事件についてお知りになりたい方は、ブログ「ソマリらいふ.jp」3月19日3月22日4月3日の記事をご覧ください)

この回収問題をきっかけに、改めて、愛猫のフードを見直そうと思われたママさんパパさんも多いのではないでしょうか。もしかしたら、初めて我が子のフードの成分表示を見てみたという方もいらっしゃるかもしれません。

さて、その、フードに表記されている原材料名には「ミート」「ミートミール」「ミート副産物」などと書かれていませんか。“何となくお肉っぽい”響きですが(^-^;)、その違いっていったい何でしょうか。また、ペットフードの多くに、発ガン性のある保存料などが添加されていることは、ご存じですか。ここでは、フードの原材料と保存料をみていきます。

アイコン 原材料について

〜AAFCO(米国飼料検査官協会)による原材料の定義〜

◎ Meat (lamb,beef,chichen,etc.) ミート(羊肉、牛肉、鶏肉など)
と殺された動物から取れた汚染されていない肉で、しかも骨格筋または、舌、心臓、隔膜、食道などにみられる横紋筋肉のこと。これらに付属している皮、腱、神経、血管、脂肪は含んでも含まなくてもよい。

◎ Meat Meal ミートミール、肉粉
血液、毛、ひづめ、角、くず皮、糞、胃、ルーメン(ただし、含有物を除く)部分を精製したもの(脂肪を除いたもの)。カルシウムの含有量がリンの2.2倍を超えていないもの。ペプシン(胃液に含まれる消化酵素)で消化できない残留物が12%以下で、また精製されたものの中の、ペプシンで消化できない粗たんぱく質が9%以下であること。

◎ Poultry(chiken,turkey,etc.) 家禽肉(鶏、七面鳥など)
汚染されていない骨付きまたは骨なしの肉と皮のこと。羽、頭、足、内臓は含まない。

◎ Meat and Bone Meal ミートとボーンミール
ミートミールとの違いは肉の他に骨も含んだものを精製したもの。リンを最低4%含む。その他はミートミールと同じ。

◎ Meat By-Products ミート副産物
ミート部分を除いた、汚染されていない、かつ精製されていない動物の組織のこと。肺、脾臓、腎臓、脳、肝臓、血液、骨、胃腸(含有物は除く)などのこと。毛、角、歯やひづめは含まれない。

◎ Poultry By-Products 家禽肉副産物
精製していない頭、足、内臓のこと。糞やその他の異物は除く。

◎ Poultry By-Product Meal 家禽肉副産物ミール、家禽肉副産物粉
羽を除いた首、足、未発達の卵、腸などから精製して粉にしたもの。

※この「原材料について」の段落は「ぎゃおす王国」様より引用させていただきました。「ぎゃおす王国」様は、キャットフードの食べ比べや、腎臓疾患の愛猫ちゃんのケアなど、たいへん充実した、管理人達も大好きなサイトです。参考にさせていただけることがとても多いので、是非、訪れてみてくださいね。

アイコン 保存料について

◎ BHA(ブチルヒドロキシアニソール)E320と表記される場合もある
ガソリンの酸化防止として使われていたもので、急性毒性が強く、発ガン性の危険が高い。油脂の酸化防止剤に使用する以外は、人の食品には使用禁止となっている。
名古屋市立医大でラットの発ガン試験では、BHA無投与のオス・メスとも全く発ガンしなかったのに対して、BHAを与えていた方には前胃に腫瘍が発生、扁平上皮癌、前癌症状である乳頭腫などができたのを含めると、オスは100%、メスは96〜98%に及んだ。

◎ BHT(ブチルヒドロキシトルエン)E321と表記される場合もある
石油抗酸化防止として用いられたのが始まりの酸化防止剤で、主原料はクレゾール(原料はコールタール=発ガン物質)とイソブレチン(麻薬作用がある=麻薬剤)。発癌性の疑いあり。
脂肪組織に蓄積する傾向があり、食餌内容に油分が多くなればなるほど毒性を増強させ、他の物質と協力しても毒性を高める。油脂の酸化防止剤に使用。
急性毒性、慢性毒性、特殊毒性とがあり、急性症状としてケイレン、失神、肺水腫、腎臓病、貧血、中枢神経の重い障害。特殊毒性のテストでは、ラットの食餌に10%のラード、BHT0.1%を添付すると交配により得られた新生仔に無眼球症がみられた。人間の食品の場合BHTには使用基準量が定められているが、他の薬品と併用された場合の相乗毒性の試験は全然行われていない。

◎ エトキシキン
日本で人の食品添加物として使用されたことがない。ゴムの固定剤として開発された薬剤で除草剤、殺虫剤、化学兵器(いわゆる枯れ葉剤)として利用され非常に毒性の高いもの。
農薬としての使用も禁止された、ダイオキシン系の最強の発ガン性物質。毒性は生存している個体にはガンやアレルギーとして現れ、繁殖の際の胎児には奇形として影響する。

◎ アフラキトシン
防カビ剤として天然物で最も強力な物質。

◎ 硝酸ナトリウム
発色剤として使用されている。強力な発ガン性物質でニトロソアミンとして知られている。

◎ 硝酸カリウム
保存料との相乗毒性で発ガン性物質ができる。

◎ プロピレングリコール
甘味成分及び保存料として使用されている。有害な化学物質で、不凍液も同じ物質で作られている。腸閉塞や癌性の腸障害などの消化器官の問題となる。

◎ トコフェロール
天然のものはビタミンEを含み、ビタミンCとあわせると酸化防止剤効果がある。合成のものは発ガン性、下痢、消化不良をおこす。

◎ 赤色2、3、40、102、104-106号
着色料として使用されている。発ガン性の可能性がある。

◎ 黄色4、5号、青色1、2号
保存料との相乗毒性で発ガン性物質ができる。
青色1、2号はパルボ、コロナなど犬に致命的なウイルスに対する敏感性を高め、猫にはFIP、白血病ウイルスへの敏感性を高める。

※それぞれの合成保存料の毒性は、単独使用された場合であり、それらが2種類3種類と複合されて使用された時は、毒性は、さらに跳ね上がる。