Lapisの通院記録 [6]
| ● 2008/4/24 経過を診るための血液検査 | |
| 結局この1ヶ月内でも、ジアルジアによる大下痢の時のみ4日間、フラジールを使用してしまった。その影響がどう出るか...。 | |
| 処置 | 血液検査の結果、AST(GOT)前回52→52、ALT(GPT)117→317に悪化。その他の項目は、問題無し。 軟便対策をしっかり考えないと、フラジールと肝臓トラブルのいたちごっこになってしまう。 肝臓の薬(ウルソとプロヘパゾン)は、引き続き服用。 |
| 経過 | きっちり肝臓を治すまで、フラジールの使用を一切やめ、たとえウンチがかなり緩くなっても、薬無しでしのぐことにした。 何をしたから良くなったとか悪くなったという規則性がまるでなく、毎日同じご飯とサプリをあげていても、良くなったり悪くなったりするのが、最近の軟便の傾向。 |
| ● 2008/5/25 下痢で1日絶食療法。事前の血液検査 | |
| あいからわず不安定なウンチの状態が続いていたが、前日深夜に水下痢に近いような軟便が出てしまったために、1日絶食療法を試みることに。 | |
| 処置 | 念のため、朝病院で血液検査と、皮下補液をしてもらい、帰宅後は20時間ほどの絶食。 血液検査の結果は、AST(GOT)前回52→11、ALT(GPT)317→36。完全に正常値の範囲に改善していた!!!。その他の項目も問題なし。久しぶりに測ったコロナウイルス抗体価も200まで下がっていた。 |
| 経過 | 絶食後はいいウンチが出たが、それでも完全なかりんとウンチというわけでもなく、やはり最後がややユルい。数日後には、いつもの不安定な軟便スパイラルに戻ってしまった。コロナウイルスは200まで落ちており、子猫時代のようにネココロナウイルスによる軟便とも思えない。 肝臓は完全に正常値に戻ったが、また悪化させない為にも、メトロニダゾールを使わずにウンチをよくする方法を考えていかなくては。 |
| ● 2008/6/28 下痢で1日絶食療法。事前の血液検査 | |
| せっかく前回絶食療法をしたが、結局、数日後にはまた軟便スパイラルにはまってしまった。特に、最近の傾向としては、滞留時間にまるで規則性がなく、1日1回〜1日3回を繰り返している。 前日深夜に水下痢をしたので、この日、再び絶食療法にふみきる。 |
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| 処置 | 前回と同じく、病院で血液検査と、皮下補液をしてもらい、20時間ほどの絶食。 血液検査の結果、AST(GOT)前回11→10以下、ALT(GPT)36→40。肝臓は安定しているvv。その他の項目も問題なし。念のために測ったコロナウイルス抗体価は「100以下」の陰性に。 |
| 経過 | 絶食をしても、直後のウンチは、あまりいいウンチにならなかった。が、その後数日は、かなりいいウンチが自力で出たりして、まるで傾向がつかめない。 |
| ● 2008/7 現在の経過 | |
※静岡に来てからずっとお世話になっている主治医・東京時代の主治医(現在は電話でアドバイスをいただいている)・セカンドオピニオンとして見解を聞いた先生。現在、ラピの軟便について、三名の先生方の意見は概ね一致している。 →子猫時代の軟便を完全に克服していたラピが、再び慢性軟便(血便)になってしまったきっかけは度重なるジアルジアの発症であることには間違いがない。が、軟便と言っても、水下痢にまでなることは滅多になく、前半だけなら何とか形のあるウンチが出るので、そんなに重症というわけではない。 そのため、現在は頻繁な検便により、ジアルジア・食事・サプリ・心理状態と便の関係をチェック中。 |
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| ● 2008/8/6 経過を診るための血液検査 | |
| ウンチは後半の緩さは変わらないものの、排便は1日1回と落ちつく傾向にあった。元気食欲にも問題なく、当然、肝臓の数値も安定していると思われたが..。 | |
| 処置 | 血液検査の結果は、AST(GOT)10→42、ALT(GPT)40→113と、悪化。7月の半ばに水下痢になってしまい、しかたなくフラジールを4日間だけ使ったことが、ここまで影響したのだろうか...。 |
| 経過 | 主治医から特に指示らしきものは無し。経過観察。母達としては、少しウンチ対策サプリメントばかりに偏りすぎていた気がするので、肝臓をサポートするサプリメント(AHCC イムノゴールドSS120粒)を復活させることに。 |
| ● 2008/9/25 経過を診るための血液検査 | |
| フードを消化器サポートにしてから、ウンチが前より安定してきて、体重も着実に増えている。本ニャンを見る限りでは、とても良い状態に見える。 | |
| 処置 | 血液検査の結果、肝臓の数値はAST(GOT)42→133、ALT(GPT)113→127と、またしても悪化。この期間内には、メトロニダゾールも使っておらず、本ニャンの食欲&体重も上がってきているだけに原因がさっぱり分からない。 |
| 経過 | 一日置きにしていたウルソとプロヘパゾンを、毎日に戻すことに。さらに、肝臓をサポートするタウリンを強化。 肝臓にしても、軟便にしても、はっきりした出口や道筋が見えないまま、迷走している感が否めないが、とにかく本ニャンがとても元気なのが救い。 |
| ● 2008/10/24 経過を診るための血液検査 | |
| 軟便は良くなったり悪くなったりの繰り返し。が、10月に入ってからは、悪い方で落ちついてしまい、排便間隔も安定せず、ウンチの最後に出る鮮血の出血量がかなり多くなってきた。そこで、あらためて今の状態を把握し、新たな薬の投薬が可能かどうかという肝臓のチェックもかねて、血液検査を受ける。 | |
| 処置 | 血液検査の結果。AST(GOT)133→7、ALT(GPT)127→21。肝臓の数値はとても良くなっていた。ひっかかってしまったのは、中性脂肪177(正常値10〜100)と、HCT27.4%(正常値32〜48)。中性脂肪は、すぐに重篤な問題には繋がらないので、今回は軟便(血便)の治療からスタート。潰瘍性大腸炎の薬サラゾピリンと止血剤トランサミンを1週間服用することに。出血が止まることで、HCTが改善するかどうかもチェック。 動物病院扱いのプロバイオティクスサプリメント、「Pro-Kolin+」も併用。 |
| 経過 | サラゾピリンとトランサミンを飲み始めてから、ウンチの状態も良くなり、出血も完全に止まる。ウンチは、8割がかりんとウンチ、残り2割がカレールーといった状態だが、薬を飲み始める前に比べるとかなり良い。「Pro-Kolin+」も効いているようだ。 薬を1週間分飲み終えた2日後くらいから、うっすらと血が混じるようになったので、トランサミンのみ、もう1週間追加。出血はほぼ止まっている。 |
| ● 2008/11/5 経過を診るための血液検査 | |
| サラゾピリンとトランサミンの影響を調べる為。そして出血が止まったことで、HCTがどうなったかを調べる為の血液検査 | |
| 処置 | AST(GOT)7→18、ALT(GPT)21→35。数字的には少し上がっているが、充分正常値内の低い方でおさまっているので、問題無し。HCTは、27.4%→32.9%に改善して、正常値内に。HCTの低さは、他の病気による貧血症状ではなく、排便時の出血のためということがはっきりして、一安心。 |
| 経過 | 一度、サプリメントのみにして、ウンチと出血の様子を経過観察。今後の課題は、止血剤をきった状態で、どの程度出血が戻ってしまうかという点と、最後に出てしまうドロドロの軟便が、どうしたらおさまるかという点。 |
| ● 2009/3/6 三種混合ワクチンと血液検査 | |
| 2008年12月から2009年2月の間に、ジアルジアの再発が3回ほど見られた。やはりシストを抱え込みやすいルナが真っ先に発症し、ラピもしくはルキアに感染するパターンが多い。 ラピにはパナキュア(フェンベンダゾール)が効きにくいことがわかったので、もしジアルジアが出た時は、極力肝臓への副作用を最小限におさえるため、量は1回1/4錠を朝晩(以前の半分量)、5日間のみ服用し、検便で栄養体がなくなっていれば、即薬をストップするという方法で対処。またフラジールをあげている期間は、肝臓強化のためプロへパゾンを併用する。血液検査で、肝臓への影響が見られるのかが気になるところ。 |
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| 処置 | ワクチン前の血液検査の結果。一般血液検査全項目異常なし。GOT(AST)は10以下(基準値10〜50)、GPT(ALT)は15(基準値5〜57)。全く問題なしでワクチンを受けることができた。 |
| 経過 | 肝臓の良さを裏付けるかのように、この頃は食欲も安定し、体重も3.9kgの自己ベストに戻る。本当に、軟便(血便)の治療のみが残された問題となる。この月から、漢方薬をあげはじめたが(冷え性のラピの体質改善。体を温める効果のある漢方を東京時代の主治医に調合していただく)、それ以降、シストは見られても、ジアルジアの栄養体は検出されなくなった。 |
| ● 2009/5/14 血液検査 | |
| シャンプー後の3日ほど少し食欲が落ち気味。体重はベストの3.9kgを維持していたが、以前に肝臓を悪くした時の症状も食欲不振だったので、ねんのため血液検査を受けた。結果は肝臓数値も含め一般血液検査全項目問題なし。 | |
| ● 2009/10/6 新しい家族を迎える前の健康診断 | |
| 血液検査の結果は、一般血液検査全項目異常なし。 | |
| ※新しい家族リノを迎え、ここから4ニャン生活 | |
| ● 2009/12月 | |
| 食欲元気体重などは安定しているが、軟便治療があまり功を奏さないので、ステロイドを使ってみることになった。 | |
| 処置 | 最初はプレドニゾロン1錠を1日1回で10日間。その後1/2錠にして徐々に減らす |
| 経過 | 3年ほど前にステロイドを使った時(全くウンチに影響しない)とは違い、使い始めは劇的に効いた。排便時間が整い、ウンチは形のある部分が多くなり、最後に吹き出すように出ていた鮮血もほとんど止まった。 が、減薬をしていくと徐々に効き目が見られなくなり、ステロイドを使う前のウンチにあっさり戻ってしまう。 |
| ● 2010/3/16 血液検査と三種混合ワクチン | |
| ステロイドの使用が4ヶ月目になったため、肝臓への影響が心配だったが、ワクチン前の血液検査の結果は、一般血液検査全項目異常なし。ワクチンを無事に済ませる。 ステロイドは、徐々に減薬していき、プレドニゾロン1/2錠を1日置きまではいくが、それ以上量を減らすと、かなり出血が悪化する。 ステロイドを積極的に減らすために、久しぶりにサラゾピリンを使うことになった。が、あまり効果が見られず。 |
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| ● 2010/3/31 派手吐きを繰り替えしたので受診 | |
| いつもは毛玉とかご飯を早食いした直後に吐き、吐いた後はけろっとしているのに、この日は何の前触れも無く派手吐き。3時間後に再度吐いて、その後ふさぎこんでいるので受診 | |
| 処置 | 血液検査の結果GPT(ALT)が63とやや高い。それ以外は全て基準値内。いつも基準値下限ギリギリのヘマトクリットは少しだけアップ。吐き気止めの注射を打っていただき、様子見 |
| 経過 | この日の夜からはほとんど普通に戻る。 |
| ● 2010/5/15 新しい病院で健康診断 | |
| 軟便治療の新しい解決策を求めて転院。子猫時代のネコ・コロナウイルス抗体価のことからはじめ、ジアルジアの感染など、全て話を聞いていただいた後、検便・血液検査・エコーを受診する。 | |
| 検便 | *通常よりも長さのある桿菌が多くみられ、腸内細菌バランスが崩れている。バランスが崩れたことで軟便になっているというよりも、長い期間軟便が続いていることで、腸内の細菌が特殊なバランスになっていると考えられる。 *それ以外には、今日の便中には寄生虫なども見られず、直接軟便の原因となるものはない。 |
| 血液検査 | *赤血球数、赤血球容積比、ヘモグロビン、平均赤血球容積、平均赤血球色素濃度、白血球数、杵状好中球、分葉好中球、リンパ球、単球、好酸球、好塩基球、黄疸指数、網赤血球生産指数、血小板、総蛋白、アルブミン、ALT、AST、ALKP、総ビリルビン、総コレステロール、血糖値、尿素窒素、クレアチニン、ナトリウム、カリウム、クロール、カルシウム、サイロキシン(以上30項目)のうち、明らかに基準値におさまっていないのは、サイロキシンのみ。 *今回の血液検査で分かったこと。 (1)いつも赤血球容積比が基準値の下限ギリギリの数値なのが、長期の血便の影響だと言われて来たが、今回「網赤血球生産指数」を初めてチェックしたことで、再生性のある貧血(単純に体のどこかからの出血に対して、骨髄が血液を作ろうと機能できている。非再生性貧血の疾患ではないということ)がハッキリした。ソマリは溶血性の貧血が比較的多い猫種とも言われるので、母達はホッと一安心。 (2)悪性リンパ腫や、好酸球や蛋白に関わる消化器疾患の可能性が低いことがハッキリした。 (3)唯一の異常値であるサイロキシンの上昇で考えられる疾患は、甲状腺機能亢進症。が、ラピには、サイロキシンの上昇以外に甲状腺機能亢進症の症状が全く出ていないので、明らかに甲状腺機能亢進症であるという診断はできない。サイロキシンの数値にしても、何も症状がなければすぐに治療が必要というレベルではない。ただ、甲状腺ホルモン異常の症状の一つに下痢・軟便があるので、これがウンチに影響している可能性は否定できない。 |
| エコー | *IBDの子によく見られるような腸の腫れ、むくみ、腸壁が厚くなっているような様子はエコー上では見られない。大腸の動きはかなり活発だが、大腸、小腸とも形状の異常は見られない。 *肝臓、膵臓、腎臓などの臓器もエコー上では異常が見られない。 |
| 治療方針 | なるべくラピに負担のかからない方法で、慢性軟便(血便)の原因を探り治療していく。今回の検査でいくつかの疾患の可能性が低いことがわかったので、一番疑わしい、ホルモンの異常から試験的治療をしていくことにする。 ただ、サイロキシンの数値は変わりやすいので、この2週間は整腸剤(フェロミック)と止血剤(トランサミン)で様子をみて、2週間後の再検査の結果をふまえて、甲状腺ホルモンをおさえるような薬を使っていくかどうかを検討する。この2週間の間に、これまで使用していたステロイド(すでにプレドニゾロン1/4錠で2日置きに減薬しているので、切っても問題ないと思われる)の使用を中止する。 |
